ドッグフード、キャットフードのラベル
ドッグフード、キャットフードのラベルには、大切な情報がたくさん詰まっています!
ラベルを正しく読むことで、愛犬愛猫にぴったりのフードを選んであげることができますよ。以下に、主なチェックポイントをご紹介します。
- 製品名とペットの種類
- フードの名前だけでなく、「ドッグフード」または「キャットフード」と明記されているか確認しましょう。
- 犬と猫では必要な栄養バランスが異なるため、対象となるペットの種類が明確に示されていることが重要です。
- 総合栄養食かどうか
- 「総合栄養食」と表示されているフードは、AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準を満たしており、水以外に必要な栄養素をすべて含んでいます。
- 単独で与えることで、健康を維持できると考えられるフードです。
- ライフステージ
- 「成長期」、「成犬用」、「老齢期用」など、どのライフステージの犬猫を対象としたフードなのかを確認しましょう。
- ライフステージによって必要な栄養素が異なるため、愛犬愛猫の年齢に合ったフードを選ぶことが重要です。
- 原材料
- 原材料は、使用量の多い順に記載されています。
- 肉や魚などの動物性タンパク質が、上位に記載されているフードを選びましょう。
- アレルギー・不耐性がある場合は、アレルゲン・原因となる原料が使用料の多い原材料に含まれていないようにしましょう。
- 成分
- タンパク質、脂肪、炭水化物などの含有量が記載されています。
- 愛犬愛猫の健康状態や活動量に合わせて、適切な栄養バランスのフードを選びましょう。
- ビタミンやミネラルなどの含有量もチェックしましょう。
- 給与量
- フードの給与量の目安が記載されています。
- 愛犬愛猫の体重や活動量に合わせて、給与量を調整しましょう。
- 給与量はあくまでも目安なので、愛犬愛猫の体型や体調を見ながら調整することが大切です。
- 賞味期限
- フードの賞味期限が記載されています。
- 賞味期限切れのフードは、酸化などにより品質が劣化している可能性があるため、与えないようにしましょう。
- 保存方法
- フードの適切な保存方法が記載されています。
- 直射日光や高温多湿を避け、開封後はしっかりと密閉して保存しましょう。
- 製造者
- フードの製造者の名前と連絡先が記載されています。
- 不明な点や質問がある場合は、製造者に問い合わせてみましょう。

その他
- AAFCO statement: AAFCOの基準を満たしたフードには、「AAFCO statement」と呼ばれる表示があります。
アメリカ合衆国におけるペットフードの基準を主に定めています。
ドッグフードとキャットフードの両方に対して、栄養基準とラベル表示に関するガイドラインを提供しています。
原材料の定義がより厳格で、細かい表記義務があります。
- FEDIAF statement: FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の基準を満たしたフードには、「FEDIAF statement」と呼ばれる表示があります。
ヨーロッパにおけるペットフードの業界団体であり、ヨーロッパで流通するペットフードの多くがこの基準に準拠しています。
ドッグフードとキャットフードの両方に対して、栄養基準を定めています。
栄養基準に加えて、ペットフード製造工場に関する認定や指導も行っています。
原材料の表記に関しては、AAFCO程細かい規定はありません。
- オーガニック認証: オーガニック認証を取得したフードには、認証マークが表示されています。
ラベルの情報は、フードを選ぶ上で非常に重要なものです。ぜひ、上記のポイントを参考に、愛犬愛猫に最適なフードを選んであげてください。
フード選びのポイント
AAFCOとFEDIAFのどちらの基準が良いか迷う場合は、以下の点に注意してフードを選んでみましょう。
- AAFCOまたはFEDIAFの基準を満たしているか: AAFCO statement または FEDIAF statement が記載されているフードを選びましょう。
- 犬の個体差: 体重、年齢、活動レベル、健康状態などを考慮して、フードを選びましょう。
- 原材料: 肉や魚など、良質な動物性タンパク質を多く含むフードを選びましょう。
- 必須アミノ酸: 必須アミノ酸がバランス良く含まれているフードを選びましょう。
- 消化吸収率: 消化吸収率の高いタンパク質を含むフードを選びましょう。
日本では、AAFCOの基準を満たしたペットフードが一般的ですが、FEDIAFの基準を満たしたペットフードも販売されています。
FEDIAFの基準を満たしたペットフードは、ヨーロッパ製のものが多く、以下のような特徴があります。
- 高タンパク質・高脂肪: ヨーロッパでは、屋外で飼育される犬や猫が多く、活動量も多いため、AAFCO基準よりも高タンパク質・高脂肪のフードが多い傾向があります。
- 穀物不使用: グレインフリーやグルテンフリーのフードが多く、アレルギーに配慮した製品が多いです。
- 高品質な原材料: ヒューマングレードの食材を使用したり、オーガニック認証を取得した製品もあります。
FEDIAF基準のフードを見分けるには?
FEDIAF基準を満たしたフードのパッケージには、**「FEDIAFの基準を満たしています」**といった表示や、FEDIAFのロゴマークが表示されている場合があります。
FEDIAF基準のフードの例
- オリジン: カナダ産のフードですが、FEDIAFの基準を満たしています。高タンパク質・低炭水化物で、肉や魚を豊富に使用しています。
- アカナ: オリジンと同じくカナダ産のフードで、FEDIAFの基準を満たしています。グレインフリーで、様々な種類の肉や魚を使用しています。
- NOW FRESH: カナダ産のグレインフリーフードで、FEDIAFの基準を満たしています。新鮮な肉や魚を使用し、人工添加物不使用です。
- GO!: カナダ産のフードで、FEDIAFの基準を満たしています。様々なラインナップがあり、アレルギーに配慮した製品もあります。
- ジウィピーク: ニュージーランド産のフードで、FEDIAFの基準を満たしています。エアドライ製法で、生肉に近い栄養価を保っています。
これらのフード以外にも、FEDIAFの基準を満たしたフードは多数販売されています。
AAFCO基準とFEDIAF基準、どちらが良いの?
AAFCO基準とFEDIAF基準、どちらが良いかについては、一概には言えません。どちらも犬や猫の健康を維持するために必要な栄養基準を設けていますが、FEDIAF基準の方が、ヨーロッパの飼育環境や犬種特性を考慮して、より詳細な基準を設けていると言えるでしょう。
最終的には、愛犬や愛猫の個体差(年齢、 breed size 、活動レベル、健康状態など)に合わせて、最適なフードを選ぶことが重要です。

まとめ
日本ではAAFCO基準のフードが主流ですが、FEDIAF基準のフードも販売されています。FEDIAF基準のフードは、高タンパク質・高脂肪で、穀物不使用のものが多く、アレルギーに配慮した製品が多い傾向があります。愛犬や愛猫の健康状態や食生活に合わせて、AAFCO基準とFEDIAF基準のフードを比較検討し、最適なものを選んであげてください。
AAFCOとFEDIAFは、フードに含まれるべき栄養素の最低量を規定していますが、炭水化物やデンプンなどの具体的な量や種類については、特に制限を設けていません。
ただし、以下の点に注意する必要があります。
- 炭水化物の消化吸収
犬や猫は、肉食動物であるため、炭水化物の消化吸収能力は、人間や草食動物に比べて低いと言われています。そのため、過剰な炭水化物の摂取は、消化不良や肥満の原因となる可能性があります。
特に、穀物に含まれるグルテンは、一部の犬や猫でアレルギーを引き起こす可能性があります。アレルギーが心配な場合は、グレインフリー(穀物不使用)のフードを選ぶと良いでしょう。
- デンプンの種類
デンプンは、消化吸収の速度によって、大きく2つに分けられます。
- 速いデンプン: 白米、小麦粉、トウモロコシなど
- 遅いデンプン: 玄米、大麦、オートミールなど
速いデンプンは、血糖値を急上昇させやすく、肥満や糖尿病のリスクを高める可能性があります。一方、遅いデンプンは、血糖値の上昇が緩やかで、満腹感を持続させる効果があります。
犬や猫の健康のために、遅いデンプンを多く含むフードを選ぶようにしましょう。
- 豆類とイモ類
豆類やイモ類は、炭水化物に加えて、タンパク質や食物繊維も豊富に含んでいます。しかし、豆類やイモ類に含まれるレクチンやサポニンなどの成分は、消化不良やアレルギーを引き起こす可能性があると言われています。
また、豆類やイモ類は、穀物に比べて消化吸収が遅いため、過剰に摂取すると、消化器官に負担をかける可能性があります。
フードを選ぶ際は、豆類やイモ類の種類と量をよく確認しましょう。
- 個体差
犬や猫の炭水化物に対する消化吸収能力は、個体差が大きいです。そのため、同じフードを食べても、消化不良を起こす犬や猫もいれば、問題なく消化できる犬や猫もいます。
愛犬や愛猫の様子をよく観察し、フードが合っているかどうかを判断することが重要です。
その他
AAFCOとFEDIAFは、炭水化物、デンプン、豆、イモなどの使用について、具体的な制限を設けていません。しかし、これらの成分を過剰摂取は、消化不良や肥満、アレルギー/などの問題を引き起こす可能性があります。
フードを選ぶ際は、愛犬や愛猫の健康状態や体質を考慮し、炭水化物やデンプンの種類と量、豆類やイモ類の種類などをよく確認しましょう。
犬猫にとって良い動物性タンパク質は、必須アミノ酸のバランスが良く、消化吸収率が高いものが理想です。具体的には、以下のようなタンパク質源が挙げられます。
- 肉類
- 鶏肉: 低脂肪で高タンパク質。ビタミンB群、鉄分も豊富。
- 牛肉: 高タンパク質で、鉄分、亜鉛が豊富。
- 豚肉: ビタミンB1が豊富。
- ラム肉: 低カロリーで高タンパク質。鉄分、ビタミンB群が豊富。
- 鹿肉: 高タンパク質、低脂肪。鉄分が豊富。
- 魚類
- 鮭: 高タンパク質で、アスタキサンチン、DHA、EPAなどの栄養素が豊富。
- タラ: 低脂肪で高タンパク質。消化吸収が良い。
- マグロ: 高タンパク質で、DHA、EPA、鉄分が豊富。
- イワシ: カルシウムが豊富。DHA、EPAも多い。
- 卵
- 鶏卵: 良質なタンパク質、ビタミン、ミネラルがバランス良く含まれている。
- 乳製品
- ヨーグルト: 乳酸菌が腸内環境を整える。カルシウムも豊富。
カロリー
動物性タンパク質のカロリーは、種類や部位によって異なりますが、概ね100gあたり100〜200kcalです。
犬猫にとって、動物性タンパク質は、健康を維持するために不可欠な栄養素です。様々な種類の動物性タンパク質をバランス良く摂取することで、必要な栄養素を効率的に補うことができます。
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