検査結果に隠された「加工の罠」
不耐性検査(アレミッケ)の結果を見ると、特定の魚種(タラ、カツオ、サケなど)は安全なのに、なぜか「フィッシュミール」だけが強い不耐性(レベル3)を示すことがあります。 「魚なら同じじゃないの?」と思いがちですが、不耐性の観点からは、この両者は全くの別物です。なぜこのような差が生まれるのか、その裏側にある3つの理由を解説します。
1. 原材料の「不透明性」
新鮮な「タラ」や「カツオ」は単一の食材ですが、フィッシュミールは「寄せ集め」です。
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売れ残った様々な魚種
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筋肉以外の頭、骨、内臓 これらをまとめて粉砕しているため、個別の魚(タラ等)には反応しなくても、ミールに含まれる他の魚種や、蓄積しやすい臓器成分に対して不耐性が反応している可能性があります。
2. タンパク質の「変性(構造変化)」
不耐性は、細胞がタンパク質の「形」をどう認識するかで決まります。 フィッシュミールは、高温・高圧でレンダリング(油を分離し乾燥させる工程)されます。この過酷な加工プロセスにより、魚本来のタンパク質構造が破壊・変質し、体にとっては「自然界には存在しない構造」に見えてしまうため、不耐性反応が起こりやすくなるのです。
3. 保存のための「化学物質」
ミール化される過程では、鮮度維持のために強力な酸化防止剤や保存料が使用されることが一般的です。検査で「フィッシュミール」に反応が出ている場合、その背後にある添加物や、加工段階で生じた不純物に対して細胞が「NO」を出しているケースも考えられます。
まとめ:イメージではなく「加工レベル」で判断する
不耐性検査は、単に「全ての魚がダメ」と言っているのではなく、「その加工された形がダメ」また「種類による違い」による影響を教えてくれています。
ぜひ体質に合った「レベル該当無し、レベル1など」の魚が原料のものを探してあげましょう。
一方で、たんぱく質類(魚類、肉類、また穀物類等)、そしてフィッシュミールなどの「〇〇ミール」でレベル2,3で出ている場合はそれらが主原料に含まれるフード(食事)は、いったん「お休み」して様子をみてください。